皆さんキプロス島を知っていますか?キプロス島は、トルコの南、東地中海に浮かぶ島国で、美と恋の女神アフロディーテ生誕伝説の地。紛争が有りながらも治安の良い所です
トルコとエジプトのちょうど中間にあり、ヨーロッパからも、中東からも行きやすいおすすめの国なので、メジャーな観光地なんですよ。
紀元前の遺跡など、3つの世界遺産を持つおすすめの国なので、治安・観光地・ベストシーズンを皆さんにご紹介したいと思います!
キプロス島の治安・観光地とベストシーズン【キプロス島はどんなところ?】
南北で国の自治が分かれており、南部のキプロス共和国の首都は「ニコシア」・古都「パフォス」が観光拠点。
トルコにのみ独立国と認められている北部の北キプロスの首都は「レフコシア」・古都「ファマグスタ」
1年を通して穏やかな気候で、特に夏はカラッとした気持ちの良い暑さで、晴れの日が多いのが特徴です。地中海性気候で、夏はカラッと暑く、冬は涼しく、明るく過ごしやすい島で、山脈が多く、最も高い山は南キプロスにあるオリンポス山となっています。
キプロス島の治安・観光地とベストシーズン【観光スポット!】
キプロスは地中海性気候なので、観光は6月から9月がおすすめです。
【レドラ通り】
キプロス共和国の首都ニコシアは古代には都市国家レドラと呼ばれ、現在も円形の旧市街が残っています。その北半分はトルコが支援する北キプロス共和国の首都とされていますが、両地域間は観光客なら問題なく行き来できるようになっています。
そのニコシア旧市街の南西部を南北に貫くレドラ通り(Ledra Street)は、キプロス随一のショッピングストリートです。オーガニックコスメやワインやオリーブオイルのお店など、地中海らしいショッピングが楽しめますよ。
【ペトラ・トゥ・ロミウ(ギリシアの岩)】
キプロス南西、都市パフォス近郊の村「クークリア」の海岸線には、「アプロディーテ」が誕生した地、ペトラ・トゥ・ロミウと呼ばれる岩があります。
アプロディーテは、日本で「ビーナス」の愛称で有名な神話の神。
リマソールはキプロス第二の都市。商業の中心地でもあり、リゾート地でもあります。パフォスに向かう道のりにはコロッシ城や、クリオンの野外劇場等もあります。また、キプロスワインの産地として知られているため、毎年ワインフェスティバルが開催されており、大勢の観光客が訪れています。
【パフォス】
パフォスには、現在の新パフォスと遺跡が残る旧パフォスとがあり、旧パフォスは、南部キプロス共和国の南西部の海岸にある都市でギリシャ神話の「アフロディーテ」が生まれた場所と言われ、紀元前12世紀に建てられた「アフロディーテ神殿」は、複数の神殿とそれを囲む巨大な壁などからかなり大規模なものだったと考えられています。
古代はここ「パフォス」がキプロスの首都だった。当時のローマ帝国行政官や貴族たちの館跡のモザイクには、神話の場面やキプロスの農耕の様子などが描かれている。世界遺産に登録されている邸宅跡は4件。
パフォスの守りは「サランタ・コロネス」と呼ばれる城砦が7世紀から13世紀まで固めていたが、地震で崩壊してしまった。その後、「パフォス城」が新たに建てられたが、これも地震や外敵による攻撃で破壊され、現在の姿はオスマン帝国が修復したもの。そのため内部は、イスラム風にモスクも造られている。
このほか、4世紀創建の「アギア・キリアキ・クリンポリティッサ教会」や紀元前3世紀頃に建てられた地下墓地「ネクロポリス」なども、富み栄えていたキプロスの様子を知る手がかりといえそうだ。
【パフォス城】
ペトラ・トゥ・ロミウから車ですぐの場所に、海岸に面して建つパフォス城があります。
潮風によって劣化した外壁が長い歴史を物語っています。パフォスにある他の遺跡とともにユネスコの世界遺産に登録されていて、入場料を支払えば、城内を見学することも可能で、城内から屋上へ登れば、地中海を一望することができますよ。
【パフォス考古学公園】
考古学公園は都市パフォスのカト・パフォス地区にある広大な野外博物館です。
パフォス城とともに世界遺産に登録されている観光名所で、古代から中世にかけての貴重な遺跡を観ることができます。ギリシャ神話のワンシーンを描いた美しいモザイク画や灯台、城跡など、特にテセウスの家やオルフェウスの家、アイオンの家にあるモザイク画は素晴らしいです。
【トロードスの壁画聖堂郡】
死火山であるトロードス山を含む山脈内にはギリシャ正教の聖堂や修道院が現存している。これらは、11世紀以降そこで暮らし祈りを捧げてきた信徒たちが聖堂内を壁画で埋め尽くし、その素晴らしさから世界遺産登録を受けたんですよ。
代表的な聖堂と壁画は、「聖ニコラオス聖堂」の最後の審判、「聖イオアン修道院」の新約聖書30の場面などが見れます。残念ながら写真撮影は禁止です。
ただし、教会のひとつひとつが離れているため、レンタカーなどを借りるのがベストです。
【キッコー修道院】
トロードス地方の修道院として最も人気なのがキッコー修道院です。
世界遺産に登録されてはいないものの、美しい石畳の外壁や、モザイク画は見る価値があります。
修道院内は、静かな佇まいの外観とは異なり、豪華です。イコン(キリストや聖人、聖書の一場面などを描いた画像)や美しい壁画も飾られています。
【ヒロキティア遺跡】
キプロスの観光地ヒロキティア遺跡は、パフォス、トロードスとともに世界遺産に登録されています。ヒロキティアは、キプロス南部の海岸線近くの山麓に流れる川近くに、9000年前・新石器時代の農耕民族が暮らしていた集落の遺跡が発見されました。
川と厚さ2.5m高さ3mもの強固な壁で四方を囲っていたことから、ただの集団生活ではなく、外敵からの守備という共同作業も行っていたようですが、何故か、この遺跡は、紀元前6000年頃に突然放棄されたようです。理由は未だに謎だそうです。
そして、キプロス島自体がその後1500年間無人島になっていたのではないかと想像されています。
【レフカラ村】
キプロスのレフカラ村は、世界でも有数の美しい街並みを持つ村です。小さな村ですが、その美しさは本当に素晴らしく、青い海と青い空に映える石畳の外壁が、異世界へ来たかのように思わせてくれます。
質の良いレースの生産でも有名。村には多くのレース店があり、お土産としてもおすすめです。
【アヤナパ】
アヤナパはヨーロッパからの観光客も多く、欧州のような雰囲気が味わえますよ。アヤナパ修道院や海の洞窟など、観光名所も豊富です。
【セリミエ・モスク】
南キプロスからクロスポイントを通り、少し歩くと、背の高い建築物セリミエ・モスクが見えてきます。
セリミエ・モスクは、南北の境界線沿いの都市ニコシア(レフコシア)にあるイスラム教寺院です。
13世紀に建てられた修道院をモスクとして改築しています。
素晴らしい外観と、遠くからトルコと北キプロスの旗が見えます。
【ギルネ(キレニア)城】
このギルネ城は、十字軍によって建てられ、4世紀のギリシャ商船の残骸を閲覧でき、その後改築や修復をしながらキプロスの歴史を伝え続けています。
城内にも入場することができるので、城塞の雰囲気を味わうこともできますよ。
【ベラパイス修道院】
キレニア城や、12世紀末に十字軍に対するサラディーンの反撃に追い立てられこの地にきたアウグストゥス派の修道士によって開かれたベラパイス修道院。
【ファマグスタ】
北キプロスの東海岸沿いにある都市ファマグスタは、美しい修道院と古代ギリシャ時代の遺跡がある人気の観光地です。
ファマグスタには傑作戯曲『オセロ』の舞台となった有名なオセロの塔があります。キプロス王国時代に建てられ、ヴェネチア時代にライオンのレリーフが加えられました。
【サラミス遺跡】
ローマ時代・ビザンチン時代の円形劇場や浴場などが点在する広大なサラミス遺跡。サラミス遺跡では、3月~5月にかけてクラウンデイジーなどの可愛らしい花が咲きます。
紀元前480年に、サラミス島沖の海域で行われたペルシャ戦争で、ペルシャ海軍をギリシア側の連合艦隊が破ったサラミスの海戦。その海戦で「サラミス」からの入植者によって築かれたのが、このサラミスです!
【ラーラ・ムスタファ・パシャ・モスク】
大聖堂は、フランス国外では非常に希な、フランボワイヤンと呼ばれる様式で建てられている。大聖堂の外観は、フランス大聖堂に似ていて、3つの扉、2つの塔と平らな屋根を持つ、十字軍時代の建物。
偶像崇拝を禁じるイスラム教の教義によって、大聖堂内の像や十字架上のキリスト像、フレスコ画、絵画、墓石、等の全てが、取り除かれるか塗り込められた。ゴシックの外観と、北側路にわずかに見分けられるいくつかの墓石が保存されている。
モスクとなって以後は「マウサのアヤソフィア(聖ソフィア)・モスク」と呼ばれていたが、オスマン軍侵攻時の司令官の名前にちなみ、『ラーラ・ムスタファ・パシャ・モスク』と再び変えられました。
まとめ
いかがでしたか?キプロス島は2つの国に分断されていますが、治安が良く、観光であれば両方を見ることが出来ます。ギリシャ神話に伝わる遺跡も多くあるので、是非行ってみて欲しい国の一つです。
この記事を読んでいってみたいと思っていただけたら嬉しいです。
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