皆さん2019年のお盆休み、沖縄は何時になるか知っていますか?沖縄の行事は旧暦で行うことが多く、旧暦7月13日~7月15日がお盆の日なので、毎年少しづつずれ、その日が変わります。
お盆には珍しい行事をするそうなので、2019年お盆休みに沖縄へ行く予定の有る方は要チェックです。
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?【旧暦と新暦の違いは?】
旧暦で行われる2019年の沖縄のお盆は8月13日~15日となります。
沖縄の大事な行事は旧暦に行われるので、沖縄のカレンダーには旧暦が入った物がほとんどなのだそうですが、旧暦と新暦は何が違うのか少し説明したいと思います。
旧暦は新暦に比べ、1年の日数が約11日間短いので、新旧の暦の季節を合わせるために19年の内に7回(2~3年に1回)、旧暦を13か月にして調整します。旧暦で 1年が13ヶ月となる「閏(うるう)月」のことをユンヂチといいます。
ちなみに次のユンヂチは2020年1月25日の旧正月からだそうです。
沖縄ではこのユンヂチにお墓を建てるのが良いとされているそうですよ。
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?【旧盆の行事とは?】
沖縄のお盆と言えば、七月の「ウークイ」から始まる三日間をイメージする方々も多いのですが、実は、旧暦七月七日に行われる「七夕(タナバタ)」のお墓参りから始まっているのです。
ちなみに、沖縄での「七夕(タナバタ)」はご先祖様にお盆が近づいてきたことを知らせる行事なので、織姫と彦星の七夕とは無関係。
現代では「お墓の掃除を済ませて終わり。」と言う家庭も多く、身内で行います。
そしていよいよお盆!
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?旧盆の行事をご紹介します!【1日目】
1日目を「ウンケー」祖先の霊をお迎えする日と言います。
水菓子(スイカ、パイナップル、ナシ)、野菜、ショウガ、サトウキビ団子、麦、米、里芋で仏壇を飾ります。
「ウンケージューシー」という沖縄版炊き込みご飯をお供えし、ご先祖様から先に食べていただくので一緒にお供えした線香が消えたら食べ終わったという風に考えられています。
沖縄のお盆の初日に当たる「ウンケー」では、ご先祖様を自宅へ迎える行事が行われるのが一般的。
ご先祖様の魂は仏壇ではなくお墓にあるものとされていますが、七夕でご報告したので、門前でろうそくなどの灯を一対(両脇に二つ)灯して、ヒラウコー(沖縄のお線香)を焚いて出迎えます。
沖縄のお線香、平御香(ヒラウコー)はお線香が6本がくっ付き、一枚の板のような形状なので、ヒトヒラという数え方をするそうですが、割らないままの「一平(ヒトヒラ)」はあまり使いません。
通常は半分に割った3 本(「天・地・己」の調和を意味)を使い、自分の願い事がある時に使います。
12 本は十二支の干支の神様をあらわし、旧暦の一日、十五日に家族の健康祈願などで使います。
他にも御願の内容によって、一平と1/6 をプラスした「7 本」や、3 本を三つあわせた「9本」、などなどパターンを使い分けていくのです。
2枚という事はお線香は12本。
ご先祖様をお出迎えした後は、仏壇に持ち帰ることもあれば、そのままのことも、、、家庭によって様々。
沖縄のお盆の重箱料理の供え物「ウサンミ」は、ウンケーでは登場せず、ウンケージューシーに酢の物(ウサチ)を添えてお供えします。
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?旧盆の行事をご紹介します!【2日目】
2日目を「カナビ」といいますが、ご先祖様も家に帰ってきているので特に行事は無いそうです。
親戚への挨拶回りをし、ソーメンや甘菓子などをお供えします。
この日は位牌を持たない家は、位牌のある家を回り「お中元」を届ける風習があります。
お中元に贈る物は全国的な物とほぼ同じ缶詰や食用油、お米など、使い勝手が良く長持ちするものや、最後に親族で分け合いやすい個包装された、賞味期限の長い菓子などが多いようですよ。
ナカビでは位牌のある家は、訪れた親族をもてなすのが基本。本来は朝、昼、夜、とご先祖様へ供える料理が決まっていましたが、今では家族が食べる料理を供える家庭が多いですが、
沖縄のお盆のナカビの、お昼ご飯にそうめんを食べながら、ご先祖様にもお供えするのも作法のひとつ
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?旧盆の行事をご紹介します!【3日目】
3日目を「ウークイ」といい、祖先をあの世へお見送りする日なのでとても重要な日です。
この日は仏壇にはご馳走が並べられます。重箱料理のお供え物「ウサンミ」も登場!
皮付きの三枚肉やごぼう、こんにゃく、天ぷら、中身汁(沖縄料理)、かまぼこ、お餅、昆布、揚げ豆腐などの御馳走で、ご先祖様をもてなします。
特に仏壇のある家庭のお母さんは寝る間も惜しんで料理していますよ。
この日はご先祖様をお見送りする大事な日なので、ウークイの御願は夜遅くに行われるのが特徴で、ご先祖様があの世で困らないようにウチカビというあの世へもっていくお金を送り火のように燃やして、お見送りをします。
引用:ウィキペディア
仏壇の前でウチカビを焚いてください。
引用:YouTube
ウチカビは500円程度で購入できますが、あの世だと2億くらいの価値があります!!
ウチカビには、あの世で貧相な思いをしないようにという意味があるそうです。
ウチカビを金属ボールの中で焚いた後、お供えしていたお酒をかけるのが習わしです。
その後、その金属ボールの中に、先ほど用意したウサンミのおかずと、供え花、お茶(ウチャトゥ)、ミンヌク(餓鬼を避けるために仏壇前に置いた、サトウキビや野菜の切れ端)をまとめていれて、家の門前に持って行き、門の前でヒラウコーをタヒラを拝してお見送り。
この時も家長が文言を唱え、家族は拝んで終わり。
ご先祖様が後ろ髪を引かれないよう、素早く片付けてしまいます。
お盆休み2019年沖縄は何時になるの?旧盆の行事をご紹介します!
その他にも有名なお墓参り行事「清明祭(シーミー)」旧暦の3月頃、中国で昔から使われている「24節気」
沖縄には3回正月がある。日本本土と同じ新暦の1月1日は、琉球王国時代の正月の儀式を再現した新春の宴が行われます。旧正月の日は各地でさまざまな伝統行事が行われ、中国などで「春節」始まります。
三つ目は旧暦1月16日、沖縄では「ジュウルクニチー(十六日祭)」と呼ばれています。この日はあの世(ウチナーグチでは「グソー」)の正月です。
ジュウルクニチー(最も大きなお墓参り)が盛んなのは宮古島地方や八重山地方。お墓の前に親戚が集まり、豚肉料理やかまぼこ、豆腐などを詰めた重箱を備え、先祖供養します。
宮古島地方や八重山地方では最も大きな行事で、この日は多くの人が里帰りするそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?沖縄の旧盆行事、参考になりましたでしょうか?他県と比べて親族間の繋がりも濃く感じました。
沖縄では古くから「お盆には海へ行くな」と言われています。旧盆期間中に海へ行くと命を落とす、
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