紅葉を見に行くとしたら京都、嵯峨嵐山の紅葉は外せませんよね、2022年の見頃は何時になるか気になりませんか?
嵯峨嵐山の紅葉は11月中旬頃から楽しむことが出来、平清盛、平家物語、源氏物語にゆかりのある場所も多く平家物語、源氏物語等ゆかりの史跡と共に紅葉を愛でるのも一味違った楽しみ方。
そこで、2022年京都、嵯峨嵐山で紅葉が見頃を迎える時期やライトアップ情報をご紹介したいと思います。
嵐山の紅葉の見頃は?【平家物語&源氏物語スポット】
平家物語に登場する3人の若い女性(小督、横笛、妓王)の悲しい物語に係わる旧跡
祇王寺
引用:祇王寺
ひっそりとした山荘の佇まいをみせる「平家物語」の悲恋を伝える寺。
仏御前の出現で平清盛の愛を失った白拍子の祇王が、母、妹と尼になってここに移り住み、後に仏御前も尼になり、ともに晩年を過ごしたそう。
紅葉シーズンも赤い葉が庭いっぱいに散り、まるで、祇王の悲しさを物語っているように感じられ「平家物語」を再度読みたくなりました。
影が虹色に映る吉野窓という丸窓も見もので、室内から眺める庭は、12月初旬の紅葉が苔の上に散り、枝にも残っている時が一番美しいです。
見頃の時期:11月下旬~12月上旬
住所 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話 075-861-3574
拝観時間 9:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料 300円
アクセス 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約15分
滝口寺
引用:京を歩けばはてなブログ
「平家物語」の遺跡として昭和になって再建された寺。祗王寺の三門横にあります。
平重盛に仕え、宮中の滝口の侍になった斎藤時頼は、建礼門院に仕える横笛とやがて想いあう仲となりますが、父に知れ叱責され出家してしまいます。
本堂に悲恋の2人の木像があり、参道には横笛の歌碑が立っています。
夏にも行きましたが、紅葉の季節は更に哀愁が漂っているように感じました。
見頃の時期:11月中旬
住所: 京都府京都市右京区嵯峨亀山町10-4
TEL: 075-871-3929
営業時間: 9~17時
定休日: 無休
料金: 拝観料300円
琴聞き橋、渡月橋、車折神社頓宮
引用:京都ツウ読本
嵐山渡月橋の傍らにに琴の名手・小督ゆかりの「琴きき橋」と刻まれた石碑がある。
目の前の大堰川にかかる橋は最近工事して橋桁が新しくなった渡月橋のみで、少し歩くと、赤い玉垣の車折神社嵐山頓宮が有ります。
引用:いこまいけ高岡
頓宮の前には小さな石の橋がかかっており「琴聴き橋」と彫られた欄干が。隣には「平家物語」巻六「小督」の章が記した説明板もあります。
高倉天皇の正妻にあたる中宮徳子(のちの建礼門院)は、悲嘆にくれる夫を慰めようと、自分に仕えていた小督(こごう)という女房を会わせました。そして、美しい小督は、高倉天皇の寵愛を一心に受けたのです。
それを知った清盛は怒り狂い小督を「殺す!」とまで言い出す。帝に迷惑がかかることを案じた小督は密かに宮中を抜け出し、嵯峨野に身を隠します。
陰暦の十五夜、高倉天皇は源仲国に小督を探すよう命じて手紙を託しました。
探しあぐねた仲国が法輪寺に向かって馬を進めると、かすかに琴の音がきこえました。橋のそばで馬をとめてしばし聴き入ると、小督の爪音に相違ありません。
仲国は高倉天皇からの文を渡して説得を重ね、小督は天皇の命で密かに御所に連れ戻され、以前以上の寵愛を受け、天皇との間に女の子が産まれた。
ついに中宮徳子の父、平清盛の知るところとなり、清盛の怒りに触れた小督は、1179年に東山の清閑寺にて出家させられました。
仲国が小督の琴の音を聞いた小橋は「仲国駒止めの橋」と言われ、明治に入ってから小督を偲んで渡月橋北詰めのこの地に「琴聴橋」が作られたそうです。
渡月橋を少し離れた河原から眺めていると小督の悲しさが伝わって来るような気がします。
渡月橋の見頃の時期 11月下旬~12月上旬
住所:右京区嵐山渡月橋北西 車折神社嵐山頓宮前
源氏物語ゆかりの場所
野宮神社(ののみやじんじゃ)
引用:アメブロ
野宮は源氏物語全五十四帖の内の第十帖、賢木(さかき)の巻に、光源氏と六条御息所(
嫉妬深い六条御息所は2人の光源氏の女性を呪い殺すほど光源氏が好きでしたが結婚を諦めます。そして彼女は娘と一緒に伊勢へ下る事を決め、娘が伊勢の斎宮になるために野宮神社で禊を行ないました。
2人の大切な女性を殺されたにも関わらず光源氏は伊勢へと下る彼女を哀れに思い野宮神社に向かいます。嵯峨野の森の野宮神社に籠もっていた六条御息所に会いに行ったのです。源氏物語の名場面の1つです。
今でも嵯峨野の竹林の小径(こみち)の側にある野宮神社は往時の姿を留めていて、境内の小柴垣や黒木の鳥居などは源氏物語に描かれている描写のまま残されています。
野宮神社はこの有名な源氏物語「賢木(さかき)の巻」にちなんで縁結びスポットとして人気があります。
「源氏物語」ファンとしては外せないスポットなので、毎回行きますが、苔の緑と紅葉のコントラストが素晴らしいうえに、鳥居が茶色なので紅葉の色が更に引き立っています。
見頃の時期:11月中旬~12月上旬
住所:〒616-8393京都市右京区嵯峨野宮町1
アクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩20分
JR「京都駅」から28系統市バスで「京福嵐山駅前」下車徒歩15分
京福電車「嵐山駅」下車 徒歩15分
嵐山の紅葉の見頃は?【おすすめスポット&ライトアップ情報】
京都紅葉ライトアップは9月に発表される予定となっている為、情報が入りましたら追記していきます。
天龍寺
引用:imamiya
暦応2年(1339)に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立した、京都五山第1位の寺で、世界文化遺産。
曹源池を中心に嵐山や亀山を借景とする池泉回遊式の庭園(史跡・特別名勝)は、開山の夢窓疎石の作で、3段の石滝組などを配し、南北朝時代の禅院を代表する庭園。
また庭園内の龍門亭では精進料理が食べられます。また法堂の天井には平成9年(1997)加山又造画伯が描いた「雲龍図」がある。
私は裏門の方から入りましたが、境内の紅葉も広くじっくり見ることが出来ました。
引用:imamiya
見頃の時期:11月中旬~12月上旬
毎年秋の曹源池庭園早朝参拝が行われます。(通常は8時30分開門だが、早朝参拝時は7時30分開門)
住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
TEL: 075-881-1235
営業時間: 8時30分~17時30分(11月16日~12月1日は7時30分~。10月21日~3月20日は~17時)
定休日: 無休※但し行事により諸堂参拝出来ない日あり、10月29・30日(開山毎歳忌)など
料金: 庭園参拝500円(諸堂参拝は300円追加
宝厳院
引用:ウォーカープラス
臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院のひとつである宝厳院の「獅子吼の庭」と呼ばれる回遊式山水庭園には、獅子に見える大きな岩が「獅子岩」と名づけられている。
通常は非公開ですが、特別公開のある春と紅葉シーズンには、歴史ある庭園にふさわしい見事な紅葉を楽しむことができる。
ライトアップされた紅葉もみどころのひとつ。
引用:ウェブリブログ
見頃の時期:11月中旬~12月上旬
住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
TEL: 075-861-0091
営業時間: 9~17時(本堂拝観受付~16時30分)
定休日: 特別公開期間以外は非公開(春・秋特別公開期間のみ拝観可)
料金: 拝観大人500円、小・中学生300円。ライトアップは大人600円、小・中学生300円
大河内山荘庭園
引用:京都府
丹下左膳役で有名な昭和初期の俳優、大河内伝次郎の別荘。小倉山の山裾の起伏を利用して、桜や楓、松などを植え込んだ広大な庭です。
展望台からの眺望もよく、入山料には抹茶券が含まれているので、お茶を楽しみながら紅葉観賞が楽しめます。
ここはホントに広いので、時間に余裕をもって行った方が良いと思います。
見頃の時期:11月上旬~下旬
住所: 京都府京都市右京区嵯峨小倉山田渕山町
TEL: 075-872-2233
営業時間: 9~17時
定休日: 無休
料金: 見学1000円(抹茶・菓子付き)、小・中学生500円(抹茶・菓子付き)
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺
引用:そうだ、京都行こう
貞観18年(876)に嵯峨天皇の離宮を寺院に改めたもので、代々天皇や皇統の方々が住持し格式を保ってきた門跡寺院です。
鎌倉時代には後嵯峨、亀山、後宇多上皇がここで院政をしき、嵯峨御所とも呼ばれ、回廊で結ばれたしんでんや御影堂などの御所風の建物に、武家風の明智門、明智陣屋がある。
多くの文化財があり、紅葉の時期は名古曽の滝の跡に抜ける道が紅葉のトンネルとなり、特に美しいです。
秋のライトアップが有ります。
引用:ウォーカープラス
見頃の時期:11月下旬~12月上旬
住所: 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
TEL: 075-871-0071
営業時間: 9~17時(受付終了16時30分)
定休日: 無休
料金: 拝観大人500円、小・中・高校生300円※2018年10・11月は1人1000円
保津峡(保津川下り)
引用:365日お役立ち情報
保津川に沿って亀岡から嵐山を結ぶ16kmの渓谷で、
亀岡から京都・嵐山までの渓谷を約2時間で下る川下りがあり、
私は、行きはトロッコ列車、帰りは保津川下りをしましたが、川から見る紅葉も素晴らしかったです。
明治末ごろからは船下りが人気を集めるようになり、夏目漱石も乗船。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の渓谷美を楽しめるんですよ。
トロッコ沿線のライトアップ
トロッコ列車には「リッチ号」というのがあり、側板や床まで素通しの車両が人気があります。すぐに満席になってしまうのでインターネットでの予約がおすすめですが、切符は券売機に予約番号を入力して事前引換えの形になっています。
往復で買えますが、筆者は最終列車で「トロッコ嵯峨野駅」から「トロッコ亀岡駅」まで乗り、帰りはJR「馬堀」駅まで歩いて「馬堀」駅から「京都駅」まで帰りました。
見頃の時期:11月中旬~12月上旬
住所: 京都府京都市右京区・京都府亀岡市
TEL: 0771-22-0691
営業時間: 散策自由(保津川下りは9時~15時30分、嵯峨野トロッコ列車は亀岡発9時29分~16時29分)※紅葉期間は延長あり、詳細は要問合せ
定休日: 散策自由(保津川下りは無休、トロッコ列車は水曜、紅葉期間は無休)
料金: 無料(保津川下りは4100円、嵯峨野トロッコ列車は620円)
錦雲渓
引用:100%山登り入門
清滝川渓谷は紅葉の名所として知られ、清滝を起点に高雄までは錦雲渓、下流の落合までは金鈴峡と呼ばれている。
高雄から清滝川に沿って清滝へ抜ける、錦雲渓と呼ばれる約3kmのコースは、東海自然歩道なので道や道標がよく整備され、ハイキングコースとして親しまれている穴場スポット。
見頃の時期:11月中旬~下旬
住所: 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄
二尊院
引用:ウォーカープラス
釈迦如来立像(重要文化財)と阿弥陀如来立像(重要文化財)の2像を本尊とすることから、二尊院と呼ばれ、平安時代初期に嵯峨天皇が慈覚大師を開祖に建立。
法然が庵を結び、弟子の湛空が再興した。常寂光寺と同じく、ここも藤原定家の山荘「時雨亭」があったとされています。
二尊院の紅葉の最大の見どころは「紅葉の馬場」と呼ばれる参道。広い参道の両側にもみじと桜の木が交互に植えられており、見事な紅葉のトンネルが境内まで続きます。
人気のある場所なので、人が多かったですけど、紅葉のトンネルの中を通れるのは何とも気持ちの良い物でした。
引用:KOTORIP
見頃の時期:10月下旬~12月上旬
住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
電話:075-861-0687
地蔵院
引用:ヤフーブログ
地蔵院近くで生まれた一休禅師が幼少期を過ごしたお寺で、「竹の寺」とも言われるほど竹林の美しさで知られる地蔵院は紅葉の名所でもあります。
鈴虫寺の近くに有り、紅葉が遅いと言われています。私は夏に行ったのですが、青紅葉が見事でしたので、紅葉も素晴らしいと思います。
秋には竹林と紅葉のコラボレーションを堪能できます。京都の中でも紅葉が遅いと言われる地蔵院ですが特に総門前の参道は色づきが遅く、通常は12月1週目ごろまで、盛りの紅葉が楽しめます。
例年の紅葉見頃 11月中旬~12月上旬
地蔵院(竹の寺)
住所:〒615-8285 京都府京都市西京区山田北ノ町23
電話:075-461-1155
嵯峨野嵐山で川の流れる音を聞きながら紅葉を楽しみましょう
いかがでしたか?嵯峨野嵐山の紅葉スポットとライトアップについてまとめてみましたが、行ってみたい場所は有りましたでしょうか?
まだ他にも見どころのある紅葉スポットが沢山あるので、また別記事でご案内させていただきます。
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