トルコに行かれる方のほとんどは、世界遺産を見に行かれると思いますが、有名な場所以外にどのような世界遺産が有るのか?
人気のある場所のランキングなども気になりますよね?
トルコでは、古代帝国、オスマン時代から残る歴史的遺産からカッパドキアなど他に類を見ない独特の自然遺産まで見どころの有る世界遺産がたくさんあります。
この記事では、トルコの世界遺産をランキング形式で有名な場所からマイナーな場所までご案内したいと思います。
トルコの世界遺産ランキング!【第14位~第8位】
トルコの世界遺産へは日本からのツアーもたくさん出ています。
メジャーな場所はイスタンブールと併せて観光することもできますし、日程に余裕がある方はマイナーな場所へ現地ツアーでいくことも出来ます。
この記事では、トルコ在住者がおすすめするトルコの世界遺産をランキング形式でお届けします。
第14位、シャンルウルファ:アブラハム生誕の地
古代文明や遺跡に興味ある人なら聞いたことの有る名前ではないでしょうか?写真の池には聖なる魚達が泳いでいます。(増えすぎてますけど^^;)
トルコ南東部にあるシャンルウルファという街は、古代から中世にかけて西洋ではエデッサの名でも知られた場所です。
日本人からするとマイナーなイメージがあるかもしれませんが、シャンルウルファは、預言者アブラハムの生誕地として言い伝えが残る洞窟があることで世界的に有名な街です。
イスタンブールから国内線で行きましたが、トルコというよりもアラブのような雰囲気の場所でここにしか生息しない鳩も見ることが出来ますよ。
第13位、ネムルト・ダウ:コンマネゲ王朝の痕跡
ネムルト・ダウは、アディヤマン近郊のキャフタから40km 北に位置するトルコ東部の標高2,134 mのネムルト山のことです。
この山頂には紀元前に栄えたコンマネゲ王朝アンティオコス1世の墳墓が残され、王の座像の他、鷲やライオンなどギリシア神話の神々の頭部があります。
19世紀後半にオスマン帝国軍が偶然山頂付近を行軍した際に、発見したそうです。
4月に行ったときはまだ山頂に雪が残っていたため残念ながら登れませんでしたので、次回チャレンジしたいと思っています^^
第12位、エフェソス:クレオパトラも歩いた石畳が有る
エフェソスはトルコ西部の小アジアの古代都市で、エーゲ海沿岸のイズミルにあります。
エフェソスは旧約聖書にも登場する古代都市で、最も栄えていたローマ時代の建物がいまも建ち並んでいて、女性戦士として名高いアマゾネスにより建設されたと言われているそう。
クレオパトラの虜になり、破滅に突き進んでしまうローマの権力者アントニウスの二人が、束の間の平穏を過ごした地ともいわれています。
クレオパトラの歩いた石畳を歩いてみると、はるか古代に思いをはせられますよ。
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第11位、ギョベクリ・テペ:ピラミッドより古い遺跡
ギョベクリ・テペはシャンルウルファ(前ウルファ、エデッサ)の郊外(北東12km)の丘の上に在る新石器時代の遺跡で、2018年に世界遺産として登録されました。
トルコの一農夫が偶然掘り当ててしまった古代遺跡。エジプトのピラミッドよりも古く、人類最古の神殿遺跡として注目を集めていて、歴史の始まりの地と言われています。
まだ謎の多い場所なので発掘中ですが、一部見学ができるようになっています。世界の大発見を直に見に行きたい方はぜひ!
第10位、コンヤ:ペルガモン王朝の跡地
コンヤは、トルコ中南部に位置する古都。
歴史は古く紀元前3000年の青銅器時代から続いていて、メヴラーナの旋回舞踊でも知られています。
エジプトのアレキサンドリアと並ぶ都市として繁栄したペルガモン王国の跡地。
トルコを代表するイスラム神秘主義教団「メヴレヴィー教団」の総本山があったことから宗教関連の観光スポットが多数あります。
メブラーナ博物館や「メヴレヴィー教団」の人たちの生活風景の展示が有りなかなか興味深かったです。
第9位、アフロディシアス:女神アフロディーテ由来の都市
アフロディシアスは、トルコ西部カラジャスにある紀元前3-紀元前2世紀に築かれた都市の遺跡。
ゼウスの娘であり、愛と美を司る女神アフロディーテに由来する都市で、紀元前2世紀から6世紀まで栄えた古代ギリシャ・ローマ時代において最も壮大な都市のひとつといわれています。
アフロディシアス近隣は、大理石の採石場があり街には多くの彫刻やレリーフなどがありました。
約30,000人を収容することができる競技場は今でもそのままの状態で残っているので古代ローマ時代を感じることが出来ます。
アフロディシアスからは発掘された多くの遺跡は、博物館に展示されています。
第8位、サフランボル:ホテルはトルコの古民家
サフランボルはトルコ北部の田舎町。スパイスのサフランが名産で、「サフランボル」の名前の由来となっています。
古い木造の建物がたくさん残っていて、特に韓国や日本のバックパッカーに人気のある場所です。
古民家の風景と生活展示があり、散策しながら庶民の歴史を実感できるトルコの古民家がそのまま残っていて、ホテルとして営業している場所もあります。
タンスの扉?と思って開けるとそこはなんとお風呂!だったりと中々楽しい場所でしたよ。
朝の散歩では、オスマントルコにタイムスリップした気分に浸れました^^
トルコの世界遺産ランキング!【第7位~第1位】
トルコの世界遺産7位から1位をランキングで紹介します。
第7位、セリミエ・モスクとその社会的複合施設群
セリミエ・モスクはトルコのエディルネにあるオスマン帝国時代に建設されたモスクの1つです。
エディルネはブルガリアとギリシャの国境近くにある街で、14~15世紀の90年間、オスマン朝の都として栄えました。
皇帝セリム2世の命で、建築家ミマール・スィナンが建設したトルコで一番美しいモスクがあります。
第6位、トロイア遺跡:ベルガモン王朝の跡地
トロイア遺跡はトルコ・チャナッカレにある世界遺産で、ホメロスの叙事詩『イリアス』に書かれているトロイア戦争の舞台として登場する古代都市。
トロイアの王子パリスが、スパルタ王妃ヘレネを奪ったとこから始まる。エジプトのアレキサンドリアと並ぶ都市として繁栄したペルガモン王国の跡地。
ドイツのハインリッヒ・シュリーマンが伝説を信じて発掘、発見した都市で、遺跡の入口には、話に登場するトロイの木馬を再現したものがあり内部に入ることもできるのですが、残念なことに発掘時、遺跡の大半が失われたそうです。
木馬の近くには、トロイの遺跡とトロイの木馬伝説について知れる展示室もあります。
この地は、トロイアだけでなく第二次世界大戦によるトルコ軍の歴史をも語られる場所です。
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第5位、ブルサとジュマルクズク:オスマン帝国発祥の地
オスマン帝国発祥の地ブルサとジュマルクズクは2014年に登録された世界文化遺産。
ブルサは、ウル山の麓に広がる自然豊かな街で、緑のブルサとも呼ばれています。
歴史的建造物も多く、ジュマルクズクは700年もの歴史を持つ古い町で、オスマン帝国時代の生活の様子が伺える住宅などが残されています。
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第4位、ハットゥシャ:古代ヒッタイト帝国
トルコ中部のボアズカレ近郊に、聖所跡のヤズルカヤと、都城跡のハットゥシャという、古代ヒッタイト帝国の遺跡があります。
はじめて鉄器文明を興し、エジプトと覇を競った強大な国だったのにも関わらず、滅亡後は長く忘れられてきました。
発掘された物のほとんどは、アンカラにある博物館に展示されていますが、発掘現場にも遺跡が残っており、見学できるように整備されたので、ぜひいかれてみて古代を感じて頂きたい。
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第3位、ヒエラポリス・パムッカレ:遺跡のプールがある
「パムッカレ」はトルコ語で「綿の宮殿」という意味で、ローマ皇帝も保養に来ていた温泉地である「パムッカレ」と、パムッカレの石灰華段丘の一番上にある遺跡の「ヒエラポリス遺跡」からなります。
観光客が多くなり今はその温泉も枯れつつあり、遺跡を保存するための活動が行われています。
ここには遺跡の温泉プールに入れます!是非水着を持って行きましょう!
第2位、ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
ギョレメ国立公園、カッパドキアにはキノコや塔の形をした奇岩が立ち並び、幻想的な風景が広がっています。
この地には迫害を逃れ移り住んだキリスト教徒の洞窟修道院や謎を秘めた地下都市などが残っています。
洞窟内の見学もできるので歩きやすい靴で行きましょう。色々な仕掛けや地下での生活状況がわかりますよ。
第1位、イスタンブール歴史地区:3つの帝国の歴史が見れる
イスタンブール観光に来たなら、誰もが足を踏み入れる場所と言える場所で、『旧市街』と呼ばれる地区一帯のこと。
アジアとヨーロッパを分けるボスポラス海峡をまたぐイスタンブールには、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国と、3つの帝国の歴史が色濃く残っています。
ミュージアムパスを買うとお得に見学ができますよ。
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トルコでは世界遺産が今でも発掘されている
いかがでしたか? 現在でも色々な遺産が発見されるトルコ。
新空港も出来て、空港からリムジンバスで各方面へも行きやすくなっていますので、新たな遺跡を見に行っていただければと思います。
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