プレゼントに貰ったバラの花を挿し木して鉢植えとして増やしたら素敵だと思いませんか?
ドライフラワーも良いですが、時期と方法のポイントを抑えればバラを毎年楽しむ事もできますよ。
簡単に失敗せずにバラを挿し木する方法と時期を紹介したいと思います。
バラを挿し木する時期
切り花のバラを挿し木して鉢植えにする適切な時期は湿度の高い梅雨時期です。
5月~7月が最も最適で、その次は9月~11月です。
挿し穂や水が痛みやすいので、真夏はさけたほうが無難です。
湿度が高い時期は挿し穂が乾燥しにくく、1ヶ月半くらいで発根するので初めてバラの挿し木を行う方には最適の時期と言えます。
バラを挿し木するための準備
バラを挿し木するために必要な物を準備しましょう。
1、バラのさし穂を作る
バラの花を切り落とし、3~4節くらいの長さにカットする。
上部にある葉を2セットくらい残してその他の葉は取り除き水にさしておきます。
植える際、切り口は面積が広くなるようにカットし、切り口へ均等になるよう発根促進剤をつけます。
2、器
土を入れてバラの枝を挿す4号ポットとその鉢を入れる為の容器(タライなどがおすすめです)
大き目の入れ物(タライ)に鉢を入れて常に水をはった状態にすることで、下からの底面給水(腰水)ができ水枯れの失敗を防げます。
3、土
市販されている「挿し木」用の培養土がおすすめです。無菌状態で保水力がある土が良いです。
4、発根促進剤
ルートンなど切り口に塗ることで根を生やしやすくします。
5、よく切れるカッターかハサミ
切り口に雑菌が入らないよう、清潔で切れ味のよい刃物で枝を切ります。
バラを挿し木する方法
1、挿し木は30分ほど水に着けておきます。
ある空き瓶などを使用してバラに水を吸わせておきます。
切り口は面積が広くなるようにカットし、切り口へ均等になるよう発根促進剤をつけます。
2、土を鉢に入れ水を注いでおきます。
筆者は赤玉土を利用しました。
3、棒で穴を開け、挿し木を挿し、軽く周囲を押さえます。
鉢の植え替えのタイミングまでは肥料を与えず、水だけで育てます。
4、育苗用の土に植え替え。
挿し木の葉が枯れずに育ち、新芽が葉の枝元から出てきた頃が育苗用の土に植え替える時期です。
土に挿してから、2ヶ月程です。
植え替えの方法は、茎を引っ張らずに、周りの土を根に当たらないようにスコップなどで柔らかくしながら取り出し同じ鉢か一回り大きめの鉢に植え替えします。
土は挿し木に使った土(育った環境と同じが良いからです)に腐葉土か培養土を足して苗をそっと入れ土を被せたらすぐに水を与えましょう。
ここからは購入した苗と同じように育て、1年後に成長に合わせてまた一回りくらい大きな鉢に植え替えします。
※バラは品種に用って合う土が違うので、花屋などに相談してから土を購入すると良いでしょう。
バラの挿し木時期と方法!失敗しないポイント4つ
バラを挿し木する場合に注意しておくポイントを4つ紹介します。
1、無菌、水切れに注意する
挿し木をする上で大事なポイントは、清潔です。
挿し穂の切り口から、雑菌が入ってしまうと、抵抗力のない挿し穂は、腐ってしまいます。
水や土が腐らず無菌状態を保ち、水や土がなるべく乾かない状態にすることが大事です。
鉢をタライなどに入れて給水させる場合水が高温にならないように、下の水を替えましょう。
水に珪酸塩白土を入れると水の腐敗を防ぐ事ができます。
2、発根促進剤を使う
挿し穂を土に挿す直前に、根に直接つけてから挿します。
3、日陰で風通しが良い場所で管理
管理をする場所は家の軒下や玄関ポーチの下、ベランダなどが良いです。
西日には注意してください。筆者は直射日光の当たらない明るい日陰で管理しました。
4、発根するまで我慢が大事
発根したかどうか確かめたくてウズウズしてしまいますが、30日以上はかかるのでじっと我慢しましょう。
葉が枯れなければ発根しているので新芽が葉の枝元から出てきます。そうなったら植え替えの時期^^
発根に失敗していれば、早い段階で葉が弱ってきたり枝が枯れてきたりするので分かります。
バラの挿し木は何度でも挑戦できる
バラの挿し木は何度でも挑戦できます。
梅雨時に出来なければ秋に挑戦すればいいし、それがダメだったらまた来年にというくらいの気持ちで挑戦してみて下さい。
また、バラの挿し木は成功しても、売ったり無償でも人にあげてはいけない品種が大半なので自分で楽しみましょう。
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