皇室では、皇太子妃、皇后陛下のみは御即位により、お召しになるティアラが変わるのを知っていましたか?私は知りませんでした。
位に応じて2段階のティアラをお召しになるのだそうです。
そうなると皇室ティアラの一覧が気になりますよね。散りばめられたダイヤモンドを見ていると値段やブランドも気になります。
この記事では、皇室ティアラの一覧、値段やブランド、本物のダイヤの価値を調べてみました。
皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?本物のダイヤの価値とは!
皇后のティアラには第一、第二、第三と有ります。
ご公務によって使い分けがされており、日本での皇室の起源をたどると、第一ティアラの着用は明治天皇の皇后である昭憲皇太后から始まったようです。
※皇室のティアラとネックレスは日本国の財産であり、皇族の方々が個人で所有しているものではありません。
皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?【皇后陛下の第一ティアラとは?】
引用:BrandNewS
皇后陛下の第一ティアラは明治天皇の皇后である昭憲皇太后から約130年続いている由緒正しいもので、3連のダイヤモンドネックレスと星型のブローチがセットになっていたそうです。
第一ティアラのトップの部分は丸いダイヤモンドと星型のブローチととりかえることができるそうです。
中央の太陽の飾りは天照大神をモチーフにしていて宝飾部分は、パリの高級宝飾店ショーメの製作。中央のダイヤモンドは世界で13番目に大きいともいわれています。
明治18年ドイツのベルリンの御用金工師レオンハード&フィーゲル製。もちろん世に2つもありませんし、売ってもいないお値段などは何処にも書いてありません。当たり前ですよね💦
ティアラはミキモトがリフォームやメンテナンスをしており、下の世代に受け継がれる際にそのままお贈りになったり、必要に応じてリメイクして、時代に合わせたデザインにてお贈りになるそうです。
しかも、このダイヤモンド類は皇室に伝わるたくさんの古い石を組み合わせてセッティングを考えるそう。
それらの石は選りすぐりの物にせよ、カットが古いため面数が少なく、よく言えば大らかな輝きがあるそうで、形も一つづつ違ってイビツな造りだそう。なので、リメイクには細心の注意が払われたらしいです。
余談ですが、お付けになっているネックレスは、大正昭和の皇后がつけていらっしゃった三重のネックレスのリフォームされたもののようです。
雅子皇后陛下のネックレスのようなデザインにしたいという方も多いのではないでしょうか?
見つけましたよ!今回の三連ネックレスではありませんが、皇室ご愛用のネックレスにしてくれるお店がありました!
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皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?【皇后陛下の第二ティアラ】
引用:http://seiyou.ehoh.net
第二ティアラは頭頂部に菊花があしらわれた上品で控えめなデザイン。(大正6年(1917)6月 皇室第二公式用ティアラ(貞明皇后)調製、ミキモト製)
ハッキリとしてはいないのですが、ミキモトの記録を見ると、貞明皇后様の菊の花の胸飾りを調整して作られたのではないかと思われます。
引用:http://seiyou.ehoh.net
皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?【皇后陛下の第三ティアラ】
引用:http://seiyou.ehoh.net
皇后陛下の第三ティアラ。(昭和3年、ミキモト製。パルメットのティアラと呼ばれる)
皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?【皇太子妃の第一ティアラ】
引用:http://seiyou.ehoh.net
ミキモトの資料によると
大正12年(1923)皇太子殿下(昭和天皇)ご婚儀に際し妃殿下用ティアラ、胸飾調製
昭和34年(1959)皇太子殿下(現・上皇陛下)ご婚儀に際し妃殿下(現・上皇后陛下)用ティアラ、胸飾他調製
香淳皇后から譲り受け、ミキモトがリフォーム(歴代の皇室のティアラを潰してそれを材料とし香淳皇后のティアラを元に新たに作り直した)
平成5年(1993)皇太子殿下(現・天皇陛下)ご婚儀に際し妃殿下(現・皇后陛下)ご用品調製
※今回「皇太子妃第1ティアラ」は、皇嗣秋篠宮妃紀子さまが着用されました。上皇后美智子さまから引き継がれてきたもので、皇太子妃が不在となったため紀子さまが使用したようです。
皇室ティアラの一覧!値段やブランドは?【皇太子妃の第ニティアラ】
引用:http://seiyou.ehoh.net
ミキモトの資料によると
昭和35年(1960)9月 皇太子殿下(現・上皇陛下)ご夫妻日米修好百年ご訪米に当り第二公式用のティアラ、兼用帯留、胸飾他を調製
皇室ティアラの一覧!【値段やブランドは?】
引用:Pikbe
妃殿下たちはティアラをふたつおもちだという事です。
因みに、眞子さまのティアラは「和光」謹製、2850万円。佳子さまはミキモト謹製にて2892万円。
これは、石の値段が入っていない制作価格だと思います。
高円宮の典子様は、1522万円、絢子様も1522万円。
秋篠宮家と比べると約半分くらいの値段で宮家の位により値段も違ってくるのですね。
これらのティアラは、皇室の財産であり、お嫁に行かれる際には返されるとのことです。
皇室ティアラの一覧!【本物のダイヤの価値とは?】
ダイヤモンドの価格を決定する要因は、「需要と供給による価格変動」「外国為替相場」「流通経路コスト」の3つの要因と、 品質によって決まります。
皇室ティアラの一覧!【ダイヤモンドの需要と供給による原石価値】
ダイヤモンドは原油や鉄鋼石などの資源相場と同じように、原石の採掘・供給企業が市場動向にあわせて供給量を調整することによって原石相場が形成され、業者によってカット済みダイヤモンドとして市場に流通します。
デビアス社のDTC(ダイヤモンドトレーディングカンパニー)が決定したダイヤモンド原石の価格は、その他の原石供給企業の取引にも影響を及ぼし相場となります。
ダイヤモンドは全て輸入商品なので、輸入される際の為替レートによって商品価格や相場が変動するので、USドルに対して、円安になればダイヤモンドは高くなり、円高になれば安くなるというわけなんですよ。
カットされたダイヤモンドは、G.I.A(米国宝石学会)が定めた「品質評価国際基準」に基づく、『4C』と呼ばれる4つの要素で評価され価値が決まります。
皇室ティアラの一覧!【ダイヤモンドの価値を決める4Cとは?】
ダイヤモンドはCarat 重さ、Cut 輝き、Color 色、Clarity 透明度この4つの要素で評価されます。
Carat (カラット)
ダイヤモンドの重さの単位をあらわしていて、1カラット0.2gに相当します。
語源は紀元前500~600年頃インドのドラヴィダ人がダイヤモンドを計る際に使用していた錘用の豆「カロブ」からだといわれていて、実際その豆一粒の重さはほぼ0.2gだそうです。
引用:OGAKISASHIGEN
Cut(カット)
ダイヤモンドの輝きを決める最も重要な要素にカットがあります。
カラーやクラリティー、カラットのように石そのものの質によるものではなく、人間の手でその価値を高めることのできる部分でもあるんですよ。
丸型のラウンドブリリアンカットはダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すカタチと呼ばれ、最も人気の高いものです。
引用:OGAKISASHIGEN
Color(カラー)
最上の無色を筆頭に、徐々に黄色を帯びていくのがダイヤモンドの色の特徴です。
無色のものほど光を通過させ、ダイヤモンド特有の虹色の輝きを放ちます。
ただし、ピンクやブルー、パープル、グリーン、オレンジといったファンシーカラーは希少なため別の評価となり価値が高いものも存在します。
引用:OGAKISASHIGEN
CLARITY(クラリティ)
ダイヤモンドは炭素の結晶体ですが、結晶化しなかった炭素がかすかに内包されている場合があり、この内包物をインクルージョンと呼び、さらに透明度を妨げる傷を合わせて、価値を判断します。
全くの無傷でインクルージョンが無いものが最高とされ、内包物の量が増すにつれ価値が低くなり、
ランクは11段階に分かれます。
引用:OGAKISASHIGEN
皇室ティアラは代々受け継がれリメイク
いかがでしたでしょうか?皇室の方達がお付けになるティアラは代々受け継がれ、時代に合わせ最新の注意を払ってリメイクされているとても素晴らしいものだと思いました。
私達は新しいものについ目を奪われがちですが、この様に良い物をリメイクして使い続ける事こそ本当の流行なのではないでしょうか?